「中澤さん、コレ以上お薬は増やせませんよ!」2型糖尿病奮闘記

2型糖尿病の治療や生活、おすすめのレシピなどを紹介していきます。「コレ以上お薬は増やせません」と言われた35歳の男は薬を減らしていけるのか!?

【失敗談】運動療法 長時間のウォーキングで食欲爆発!?

こんにちは。
痩せてる2型糖尿病の中澤セバスチャンです。


今回は運動療法で上手くいかなかった体験談を綴ってみようかと思います。

それは何かというと、ウォーキングです。
それも長時間のウォーキング!

長時間のウォーキングの何がいけなかったのか!?
もし興味のある方はお付き合いくださいませー。

 

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ウォーキングは健康によいというがやりすぎると。。。

※これは素人である私個人の体験談です。すべての糖尿病の患者に当てはまる内容ではありませんのでご了承ください。

 

目次

 

長時間ウォーキングの落とし穴

ウォーキング自体は楽しく続けられたのだが、、

糖尿病と診断されて最初に病院でもらったパンフレットに、運動療法にはウォーキングがよいと書いてありました。
私はもともと散歩が好きだったのでよくウォーキングをしておりました。

7年くらい前、数か月間仕事をしていなかった時期がありました。
私は次の仕事が決まるまでの期間中に血糖値を改善しなきゃと考えておりました。
仕事がないので毎日運動できるぞ、仕事をし始めたら運動をする時間も中々作れないだろうから今しっかりと下げておきたい、と。

そんな中テレビで目にしたのが「50分以上のウォーキングが身体によい」という内容の番組。
具体的にどういう風に身体によいのかというのは覚えておりませんが、たしか50分以上のウォーキングでいい感じにカロリーが消費されるよー、という内容だったと思います。(今思うと、私の場合は痩せているのでカロリーを消費のためではなく、血糖値を下げるための運動をしなくてはいけませんでした。)

当時の私は「今の俺には毎日50分以上ウォーキングすることができるではないか!」と思い、翌日から早速取り組んでみることにしました。

もともと散歩好きというのもありますが、ウォーキング自体は楽しくできました。
歩くということで心もリフレッシュされるような感覚があり、50分歩いてみると充実感がありました。
そして、「こんなことできるのも無職の間だけだ。明日も頑張ろう!」と毎日最低でも50分以上のウォーキングに取り組んでおりました。
日によっては2時間以上もウォーキングをした日もありました。

 

これを聞くといい感じで運動できてんじゃん、と思うかもしれません。
が、ウォーキングだけならよかったのですが、もうひとつあることがセットで習慣化されてしまいました。


それは、、、

 

ウォーキングが終わると食欲が止められない。。。

ウォーキングが終わると異常なほど食欲が抑えられなくなってしまいました。
お茶を買いにコンビニに入ると、気づいたら一緒におにぎりを3つ買って、店を出てすぐに3つ食べてしまうという感じです。
こりゃいかんと思ってコースを変えてみたりしたのですが、近所にコンビニがたくさんあるのでつい入っておにぎりを買って食べてしまうのです。
それもおにぎり3つを味わうということでもなく、すごい速さで食べきってしまうんですから、これでは血糖値が急上昇してしまいます。


そう!
なんと恐ろしいことに、50分以上のウォーキングをするということと、コンビニでおにぎりを3つ買ってすぐに食べるというのがセットで習慣化されてしまったのです!
朝・昼・夜の食事制限はきっちりとできていたにも関わらず、ウォーキング後になるとどうしてもガマンすることができませんでした。


そしておにぎりを3つ貪り食べた後に襲ってくる罪悪感と自己嫌悪が辛かった。。。涙
これをなんとか取り戻さなくてはと、翌日また頑張って長時間のウォーキングをするのですが、案の定またおにぎりを3つ食べてしまうのです。
この繰り返しでどんどん血糖値が高くなっていき、「俺は食欲をコントロールすることができない。。」とメンタル面でもどんどん落ち込んでいきました。

ただでさえ無職なのに、俺は何をやっているんだろうと妻にも申し訳ない気持ちになりました。

でもウォーキング後のおにぎりが美味しくてどうにもやめることができません。(全然味わわずにものすごい速さで食べていた癖に。)
でも私は子供の頃からおにぎりが好物なのです。(わしゃ山下清か!?)
そしてコンビニのおにぎりは定期的に新しい具材の商品が発売され、それを見るとつい食べてみたくなってしまうという状況に陥ってしまいました。

 


この状況を打破したのはタバコ。。。※絶対マネしないでください!

このウォーキングからのおにぎり3つという地獄のルーティーンを何とかしたいと思って日々考えていたところ、ある日ふと思いついたのがタバコでした。
私は糖尿病になる前は1日に1本くらいのペースで軽くタバコを吸っておりましたが、糖尿病と診断されてからは一切タバコは吸っておりませんでした。
タバコと言えば身体に悪い物のチャンピオンのような存在ですから、吸わないに越したことはありません。

ただ、追い詰められていた当時の私はこんなことを考えました。

ご飯が美味しく感じてしまうから、おにぎりを食べてしまうんだ。
タバコは飯を不味くする。
そしてタバコを吸うと食欲が落ちるという。。

食欲を落とすためにタバコを吸おう!
おにぎりを食べる代わりにタバコを吸おう!
タバコは血糖値を上げるわけではないだろうし!
タバコを吸うと味覚が落ちると「美味しんぼ」で言っていたのを思い出したし!


そしてウォーキング後におにぎりではなくタバコとライターを購入し数年ぶりにタバコに火をつけた。
藁にも縋る思いでした。
もともと別にタバコが好きだったというわけでもないので「うまい」という気持ちにはならなかったのですが、おにぎりを食べずにすんでホッとした気持ちになったのを覚えております。でもなんだか悲しくてどっちにしても辛かった。

そしてしばらくして長時間のウォーキングはやめてしまいました。
長時間のウォーキング自体は楽しかったのですが、やっぱりその後の食欲が怖かったので。。。

 

タバコはその場しのぎにしかならない!

タバコについて言うまでもないかもしれませんが、食欲を減退させたり、その時に血糖値を上げることはないかもしれませんけど、内臓の働きを弱くしてしまったり、血管を収縮させて壊疽のリスクを高めてしまいます。

私もその後しばらくは食欲を抑えるためにと一日1~2本吸っておりましたが、インシュリンの分泌が悪くなってしまいHbA1cが悪化してきたため数年前から禁煙しております。
タバコは食欲は抑えられますが、その場しのぎにしかなりません。
長期的に見ると糖尿病を悪化させてしまいます。

糖尿病の方はタバコは控えましょうね。


有酸素運動のやりすぎで食欲が増幅してしまう!?

昨年くらいにメンタリストDaiGoさんの動画で知ったのですが、どうやら有酸素運動のやりすぎで食欲が増幅してしまうという現象があるようです。
DaiGoさんは動画内でランニングについてお話されていたのですが、私の場合はウォーキングを長時間やりすぎてランニングをしているのと同じような感じになってしまっていたのかもしれません。
この動画を見て「当時の俺はこれだったのか!」と目からウロコでした。
ウォーキングも20~30分くらいがよいと言っておりますね。。

※この動画は糖尿病の運動療法についての動画ではありませんが、参考になる部分はあると思います。

 

 

現在の運動療法

今でも歩くことは好きですし身体にもよいので20分くらい毎朝歩いております。
最近はウォーキングのようにサッサカサッサカと早歩きするのではなくて、のんびりと散歩する感じで街路樹や草花を見ながら歩くようにしてみております。
この方が自分には合っていたのかもしれません。

また運動に関しては、朝の散歩と食後のかかと落とし運動とスロースクワットを行って血糖値が上がらないように気を付けております。

 

まとめ

私の場合は長時間のウォーキングをすることで、食欲が増加して食べ過ぎてしまい、それが原因で精神的にも落ち込んでしまい、全く健康になれませんでした。
長時間のウォーキングは食欲を増加させてしまうことがあるので、ウォーキングのやりすぎに注意しましょう。
目安としては20~30分がよさそうです。
なんでもほどほどにってことですな。

 

 

こんな感じの失敗談でした。
ちょっとでも参考にして頂けたら幸いです。

※これは素人である私個人の体験談です。すべての糖尿病の患者に当てはまる内容ではありませんのでご了承ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。